沿革
1899(明治32年)
京橋水谷町11番地にて創業
初代社長の竹尾榮一は、28歳という若さで京橋区水谷町(現在の東京都中央区八丁堀)に竹尾洋紙店を創業しました。翌年には千代田区神保町へ移り、1907年には現在の見本帖本店がある場所へと移転し、着実に事業を発展させていきました。
店舗風景(1910年頃)
1937(昭和12年)
株式会社竹尾洋紙店に改組
当時の日本は戦時体制へと移行し、企業活動においても政府による統制が強化されていました。そのような中、事業拡大に伴う資金調達や経営基盤の確立が必要となり、経営の安定化と持続的な発展を目指して株式会社へと改組しました。
1949(昭和24年)
NTケントラシャ(現NTラシャ)など発売
戦後、特殊紙の需要が高まりを受け、それまで主にヨーロッパからの輸入に頼っていた特殊紙の国産化が進みました。この時期、竹尾は各メーカーと密接に協力しながら特殊紙の開発に取り組み、NTケントラシャを皮切りに、市場のニーズを反映した新しいファインペーパーを次々に発売。1956年には現在のマーメイドの前身となるマーメイドリップルを発売するなど、時代を超えて愛され続ける製品を多く生み出しました。
1965(昭和40年)
大阪営業所開設
近畿を中心とした西日本市場の拡大を目指し、大阪市東区広小路町に大阪営業所を開設しました。その後、1967年に倉庫を増設し大阪支店へと昇格。1974年には中央区玉造へ移転し、高層機械化倉庫を備えた新たな拠点として営業を開始しました。1994年、東大阪市高井田中に移転し事業を展開しています。
松屋銀座にて「紙を生かした印刷デザイン展」開催
(第1回竹尾ペーパーショウ)
ファインペーパーの特徴・魅力を生かした使い方を広めるため、ファインペーパーを活かした製品や新製品の展示会を開催。時代とともにその形を変えながら、印刷加工技術の進化や新しい表現の可能性を提案してきました。1990年代以降は、様々なデザイナーとのコラボレーションを通じて、紙の新たな可能性を追求しています。
1967(昭和42年)
竹尾紙工株式会社の設立
当時は近隣の断裁所を利用していましたが、会社の成長とともに紙の販売量が増えると、断裁業務が追いつかなくなっていきました。そこで、自前の断裁設備の設置を決定し、紙および紙関連資材の加工を担う竹尾紙工株式会社を設立しました。
1969(昭和44年)
創業70周年記念
『日本の手漉和紙』を出版
創業70周年の節目に、3代目社長竹尾榮一が中心となり、日本の伝統的な和紙文化を後世に伝える記念誌『日本の手漉和紙』を出版しました。以降、10年ごとに記念出版を重ね、創業110周年となる2009年までに計5冊を世に送り出しています。
1970(昭和45年)
ミニサンプルキット
「MINI-KIT」製作
紙選びに欠かせないツールとして製作されてきた見本帳が、1970年に段ボールケースに収められた初のミニサンプルキットとして生まれ変わりました。以降、表紙デザインや内容を時代に合わせて更新しながら、現在も活用されています。
1971(昭和46年)
板橋営業所倉庫増築・高層機械化倉庫の完成
「物の流れ」が増加する中、省力化・高層化による作業効率を進めるため、総合的な流通改善に取り組み、板橋の倉庫に初の3基の高層機械化倉庫を導入しました。
1972年には中央区月島に高層の機械化倉庫と営業拠点を開設し、首都圏における物流強化を推し進めていきました。
1972年には中央区月島に高層の機械化倉庫と営業拠点を開設し、首都圏における物流強化を推し進めていきました。
板橋営業所
月島営業所
1974(昭和49年)
商号を株式会社竹尾と変更
竹尾のコーポレートシンボルマークとして
「紙漉き小僧」を商標登録
彫刻家ヨースト・アマンの木版画「紙抄図」の一部に描かれた紙を運ぶ人の姿をデザインして作成。シンボルマークとして愛用され、現在もミニサンプルの表紙や封筒など様々なシーンで使用されています。
16世紀の西洋職人づくし(ヨースト・アマンの木版画)
の紙漉き図より引用しています。
の紙漉き図より引用しています。
1975(昭和50年)
仙台営業所開設
仙台市国分町に東北6県と北海道を担当する仙台営業所を開設。
その後、1978年に仙台市大和町に移転し、自社倉庫を備えた仙台支店となりました。
その後、1978年に仙台市大和町に移転し、自社倉庫を備えた仙台支店となりました。
1977(昭和52年)
株式会社第二西北紙流通デポ開設
翌1978年には高島平物流センター ( 現在の高島平デポ )が完成しました。
竹尾グループの一翼であることを明確に表し、協業の連携強化を目指して2023年に竹尾物流株式会社へ社名を変更しました。
竹尾グループの一翼であることを明確に表し、協業の連携強化を目指して2023年に竹尾物流株式会社へ社名を変更しました。
1980(昭和55年)
福岡出張所開設
福岡市博多区千代に福岡出張所を開設し、九州北部への販路を拡大しました。
1989年に福岡支店に昇格し、1992年に現在の福岡市博多区豊へと移転しました。
1989年に福岡支店に昇格し、1992年に現在の福岡市博多区豊へと移転しました。
1982(昭和57年)
名古屋支店開設
東海地区4県への販路拡大のため、名古屋市北区辻町に名古屋支店を開設しました。2020年に小牧物流センターが稼働し、2022年には支店も現在の名古屋市東区に移転となりました。
1984(昭和59年)
香港にTai Tak Takeo Fine Paper Co., Ltd.開設(~2020)
竹尾のファインペーパーを海外で在庫販売するために開設。
当社初の海外拠点となりました。
当社初の海外拠点となりました。
1985(昭和60年)
札幌事務所開設
北海道地区への販売強化のため、札幌市中央区に開設しました。
1987年に現在の場所へ移転し、1989年に札幌営業所と改称しました。
1987年に現在の場所へ移転し、1989年に札幌営業所と改称しました。
1989(平成元年)
青山見本帖を開設
「大きな見本帖」「紙と人と情報がストックされる場所」をコンセプトに、多くのデザイナーが集まる南青山にオープンしました。2012年に現在の場所に移転し、四切サイズのファインペーパーの販売のほか、若手クリエイターへの啓蒙や展示会などの活動を続けています。
1991(平成3年)
竹尾 稠 (しげる) 、
5代目取締役社長に就任
1994(平成6年)
印刷用紙の「新しい風」
ヴァンヌーボシリーズ発売
印刷適正の高さと紙本来の風合いという、相反する2つの特性を両立させた画期的なファインペーパー「ヴァンヌーボ」シリーズを発売しました。いままでありえなかった新しい製品として驚きを持って市場に迎えられ2000年には「ラフ・グロス®」として商標登録。フランス語で「新しい風」を意味するこの商品は、様々な用途に対応するシリーズを展開し、近年は最新のデジタル印刷技術にも対応した
「ヴァンヌーボDigital」シリーズが加わるなど、さらなる可能性を広げています。
「ヴァンヌーボDigital」シリーズが加わるなど、さらなる可能性を広げています。
株式会社PCM竹尾設立(~2021年)
竹尾のファインペーパーをより身近に感じて欲しいという想いから、竹尾の紙を生かした紙製品の製造・販売、紙製品加工受注を目的としたグループ会社を設立しました。
2021年、竹尾が紙製品周辺事業を譲受し、ペーパープロダクト事業部が発足。紙から生まれた手乗りのペット「PÉPET」や取り扱いが終了してしまう紙をメモブロックとして生まれ変わらせた「MOTTAINAI MEMO」など、紙の魅力を広く伝える商品を精力的に開発しています。
2021年、竹尾が紙製品周辺事業を譲受し、ペーパープロダクト事業部が発足。紙から生まれた手乗りのペット「PÉPET」や取り扱いが終了してしまう紙をメモブロックとして生まれ変わらせた「MOTTAINAI MEMO」など、紙の魅力を広く伝える商品を精力的に開発しています。
1995(平成7年)
シンガポール支店開設(~2020年)
シンガポール市場で日本や北米品のファインペーパーを普及させるために設置し、
東南アジア地域におけるさらなるファインペーパー販売拡大の足掛かりとなりました。
東南アジア地域におけるさらなるファインペーパー販売拡大の足掛かりとなりました。
1996(平成8年)
上海にTakeo Paper Trading Co., Ltd. ( Shanghai ) 設立
華中・華北地域への販売拡大のため、上海に新たな支店を設立。香港・華南地域をカバーするTai Tak Takeo Fine Paperと合わせて、中国市場にファインペーパーを普及させる拠点となっています。
1997(平成9年)
竹尾ポスターコレクションを購入
100周年記念事業としてニューヨークのラインホールド゠ブラウン・ギャラリーからポスターコレクションを購入し、「竹尾ポスターコレクション」と命名しました。これらのコレクションをただ保管するのではなく、多くの人に見てもらう必要があると考え、1998年から多摩美術大学との共同研究を開始。2001年からは10年ごとに展覧会を開催し、ポスターの芸術的・文化的価値を社会に発信しています。
2001(平成13)年 「20世紀ポスターデザイン」展
(於:伊勢丹美術館)
(於:伊勢丹美術館)
2011(平成23)年 「20世紀のポスター[タイポグラフィ]――
デザインのちから・文字のちから」展(於:東京都庭園美術館)
デザインのちから・文字のちから」展(於:東京都庭園美術館)
2021(令和3)年 「20世紀のポスター[図像と文字の風景]
――ビジュアルコミュニケーションは可能か?」展(於:東京
都庭園美術館)photo KOJI HONDA
――ビジュアルコミュニケーションは可能か?」展(於:東京
都庭園美術館)photo KOJI HONDA
株式会社エフテル竹尾設立
(~2007年)
印刷物内製化のニーズに応える、ファインペーパーのカット判販売を主な目的として設立されました。内製時に必要なプリンター、製本機等の周辺機器や、従来から取り組んでいたオフィス家具の販売、高層自動ラック倉庫の導入も継続して行われました。
2007年に株式会社竹尾に業務移管し、現在も事業を継続しています。
2007年に株式会社竹尾に業務移管し、現在も事業を継続しています。
マレーシアにFine Paper Takeo
Sdn., Bhd. ( Malaysia ) 設立
東南アジア地域におけるファインペーパーの販売を強化するため、マレーシアの首都クアラルンプールに拠点を設立しました。
2000(平成12年)
見本帖本店オープン
本社を構える東京・神田錦町に、ファインペーパーを見て触れて、親しんでいただけるスペース「見本帖本店」をオープンしました。A4サイズの用紙を中心に購入することができ、2階では、紙とデザインをテーマにした展示会を定期的に開催しています。
2002(平成14年)
FSC®/ CoC認証を取得
森林管理評議会 ( Forest Stewardship Council ) とは、環境NGOや先住民団体、林産会社や小売店などの団体メンバーから構成される非営利の国際団体です。竹尾は日本の紙卸流通業としていち早くFSC®/ CoC認証を取得しました。現在、竹尾は約100種のFSC®森林認証紙を在庫しています。
2006(平成18年)
竹尾湾岸物流センター
(現在の湾岸デポ)開設
若洲地区に開設した湾岸物流センターでは、従来の高層自動ラックに加えて、「フリーロケーションシステム」と「STV(Sorting Transfer Vehicle)」を新たに導入しました。フリーロケーションシステムにより、商品の在庫場所を柔軟に管理できるようになり、デッドスペースを最小化して保管効率を大幅に向上させました。さらに、STVは高度な仕分け・集約機能を備えており、迅速かつ効率的な出庫処理を実現しています。
2007(平成19年)
タイにFine Paper Takeo Co., Ltd. ( Thailand ) 設立
東南アジアでの販売網を広げるため、タイの首都バンコクに販売拠点を設立しました。日本、アジア諸外国品や欧米品ファインペーパーの販売を行っています。
2008(平成20年)
PEFC/CoC認証を取得
2010(平成22年)
ウェブストア「 takeopaper.com 」オープン
業界に先駆けて、一般のお客様にもご利用いただける紙のウェブストアをオープンし、
店舗に直接足を運びづらい遠方からでもお買い求めいただけるようになりました。
店舗に直接足を運びづらい遠方からでもお買い求めいただけるようになりました。
2012(平成24年)
パリ駐在員事務所開設(~2020年)
欧州への本格的な進出を目指し、フランス・パリに拠点を設け、竹尾ブランドの認知拡大と市場調査のための活動を行いました。
2015(平成27年)
竹尾見本帖 at Itoyaがオープン
(~2021年)
竹尾と伊東屋が共同で立ち上げた新しい紙の専門店「竹尾見本帖 at Itoya」が2015年6月にリニューアルした銀座・伊東屋新店舗の7Fにオープンしました。
ロンドン駐在員事務所開設
(~2020年)
欧州市場の深耕を図るため、パリに続きロンドンに拠点を設け、情報収集の他、現地の紙卸商との関係強化に取り組みました。
2016(平成28年)
竹尾アーカイヴズ設立
これまで紙の専門商社として株式会社竹尾が行なったファインペーパーの開発やさまざまな見本帳制作、また「竹尾ペーパーショウ」や「竹尾賞」の記録など、「紙」「デザイン」「テクノロジー」に対して蓄積してきた知見を基礎資料として、デザインおよび情報産業、科学技術、思索・研究活動によるさまざまなチャレンジを継承保存し、広く21世紀の「紙の文化」に寄与する目的で設立しました。
2017(平成29年)
竹尾ペーパーショウ「SUBTLE」巡回展
竹尾ペーパーショウ「SUBTLE」が、外務省が主催する、日本の新たな魅力を現地で伝えるプロジェクト「JAPAN HOUSE」の第一期エキシビションに選出され、2017年から2018年にかけてサンパウロ、ロンドン、ロサンゼルスで巡回展を行いました。
2018(平成30年)
淀屋橋見本帖オープン
「紙から生まれるものとこと、デザインと印刷を通じてつながる人と人」をテーマに、「紙」を通じたコミュニケーションの場として、大阪・淀屋橋にオープンしました。ファインペーパーに活版印刷ができる工房を併設し、名刺やポストカードなどの印刷を受け付けています。
2023(令和5年)
TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING―機能と笑い」
49回目を迎えるTAKEO PAPER SHOWは「PACKAGING―機能と笑い」をテーマに掲げ、KANDA SQUARE HALLにて開催されました。翌年にはニセコ(北海道)、越前・鯖江(福井)でも巡回展を実施しました。
Nacása & Partners Inc.
2025(令和7年)
竹尾 稠 代表取締役会長 CEOに就任
平戸 順一 代表取締役社長 COOに就任
2026(令和8年)
竹尾見本帖オンライン オープン
紙をより探しやすく、深く知ることができる、ウェブ上の「見本帖本店」をテーマに、takeopaper.comが装いも新たにリニューアルしました。